
ドラマ「俺の家の話」は、長瀬智也さんとクドカンの久々のコンビということで話題ですよね。
俺の家の話のテーマの1つが「能」ですよね。
「能」は聞いたことがあっても、どんなものか知らない人も多いと思います。
俺の家の話の第3話では、父・寿三郎さんが、世阿弥も「秘すれば花なり」と言っていると寿一にいうシーンがありました。
「秘すれば花なり」とはどんな意味なんでしょうか。
そもそも、世阿弥がよくわからないですよね。
そこで、俺の家の話の第3話に登場した「世阿弥」と「秘すれば花なり」について調べてみました。
目次
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「俺の家の話」の「世阿弥」とは
まず、世阿弥とはどんな人のことなのかについて調べてみました。
世阿弥とは?
名前:世阿弥(ぜあみ)
生年月日:1363年? ~1443年?
時代:室町時代初期
職業:大和申楽結崎座の申楽師
功績:申楽(現在の能また歌舞伎の祖形ともいう)を大成し、多くの書を残す。
簡単にまとめると能という文化を作った人のようですね。
そして、能に関する文書をまとめて後世に残した人ということです。
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「俺の家の話」の「秘すれば花なり」とは
寿三郎(西田敏行)が言っていた世阿弥の言葉の意味とは?
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「秘すれば花なり」とは?
「秘すれば花なり」という言葉は、世阿弥の書著「風姿花伝」に書かれている言葉でした。
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「秘すれば花なり」の意味は?
「風姿花伝」には、能が、観客に感動を与える力を「花」として表現されています。
世阿弥は、少年は美しい声と姿をしていても、それは、一時的な花に過ぎない。
しかし、能の奥義である「まことの花」は、心の工夫公案から生まれると説いています。
俺の家の話で使われた「秘すれば花なり」の意味は?
寿一の能を見ていた寿三郎は、寿一がバタバタと動いているシーンでこの言葉を言いました。
おそらく寿一が動きによって能を表現しようとしていると感じ、動きではなく心が大事ということを伝えたかったのではないでしょうか。
能の理解が足りず、能を理解したうえで、心で能を表現しなければいけないと伝えたかったのかもしれませんね。
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俺の家の話の世阿弥とは?「秘すれば花なり」の意味は?のまとめ
俺の家の話の中に登場した「世阿弥」と世阿弥の言葉「秘すれば花なり」についてまとめました。
世阿弥は、学校で名前くらいは聞いたことがある人も多いかもしれませんね。
しかし、世阿弥の言葉や能がどんなものかまでは学ぶことはなかったと思います。
「秘すれば花なり」とは、見た目だけの動きをマネしても能ではなく、本質を心から理解して舞うのが能だと言いたかったのかもしれません。